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2014年2月

2014年2月 2日 (日)

ガンダム ~名もなき兵士のレクイエム~ 軌跡

遂にジオンに追いついたスフレ達。だが、既に迎撃体制を取られていた。

「スフレ中尉!あの3機のMSは俺に任せて下さい。ザンジバルを止めて下さい!」

そういって、3機のケンプファーと対峙するキョウスケ・ナンブ軍曹。

この戦いでNTに目覚めたばかりとはいえ、性能で引けをとらないケンプファー3機を相手にするのはきついだろう。だが、それでも彼はスフレを行かせる事を選んだ。

058

「悪いわね!後は任せるわ!!」

後ろを振り返らずに一直線にスペースポートに向かうスフレ中尉。だが、彼女を倒さんとするMSが立ちはだかる。

063

「これは?!見たこともないMS…?だけど、逃げるわけには!」

ギャンというMSは連邦軍はおろか、ジオン軍でもまず見た事がない部類だろう。

それもそのはず。ゲルググとのトライアルで次期主力MSの座をゲルググに明け渡した上に、登録抹消というオチまで貰った不名誉なMSなのだ。だが、それでも近接格闘戦ではグフ以上の強さを誇り、且つ、相手を誘い込む戦法を得意とする「頭脳プレイ」が要求されるMSでもあるのだ。

「来たか!連邦め!このギャンで貴様を八つ裂きにしてくれるわ!!」

既にスフレ中尉の四方八方には浮遊機雷がセットされていたのだが、それを知らないスフレは見事に接触してしまう。

鈍い衝撃波は連鎖して、次々と浮遊機雷「ハイドボンブ」の連鎖を呼ぶ。

数十発の浮遊機雷が炸裂し、辺りが黒煙に包まれると勝ち誇ったかのようにギャンのパイロットが嘲笑う。

「ははははは!見ろ!これがギャンの戦い方よ!所詮、連邦のMSなど敵ではないわ!!」

勝ったと確信して踵を返したギャンだが、あの爆発でも無傷でそこに佇むエクストリームガンダムを見て、愕然とする。

「バ、バカな!あの爆発で傷一つ付いてないだと?連邦のMSは化け物か!!」

061

「よくも罠に嵌めてくれたわね!覚悟しなさい!!」

スフレ中尉の怒りが爆発するや否や、ビームライフルの閃光がギャンを貫く。

「バ、バカな!!」

たった一撃でMSごと蒸発するという威力に一番驚いていたのはスフレ中尉本人だった。

「な、なによこれ??ちょっと朧さんバカじゃないの??」

桁外れな破壊力に呆れ果てるも、このビームライフルは12発しか撃てない。つまり、カートリッジ式のビームライフルなのだ。

ギャンを倒して、スペースポート寸前という所で、あの仇敵が現れる。

「見事なMSだな。だが、勝つのは俺だ!勝負だ、スフレ・ノーム!」

遠距離からのロングレンジで狙撃したかと思えば、近接戦ではビームマシンガンに切り替えてガンダムと対等に渡り合えるこのゲルググは最早、尋常ではなかった。

照準に合わせてビームライフルを撃つのだが、動きが素早くて追いつけない。その上、ビームを無効化されてしまうみたいなのだ。

「ビームを消し去った?いや、拡散させた??」

カスタマイズされたゲルググの背中にある大きな羽は、一見「飾り」のように見えるが、実はあれこそ「Iフィールド」の実験機なのだ。

連邦にもジオンにも「ビーム霍乱幕」という武器がある。それは防衛兵器であり、本来ならホワイトベースなどの母艦が装備する防御兵装であるが、MSがそれを実装するのはもっと後の話である。

その「Iフィールド」によって、どんなビームも拡散するか威力を半減されてしまうのだ。

「ちっ!厄介ね!あれを使うしかない・・・?」
















出撃前に朧メカニックマンから言われてた事を思い出す。

「…良いかスフレ。これはエクストリームガンダムのリミットを外すボタンだ。だが、これを使ったら、間違いなくエクストリームガンダムは暴走して自爆する。出来るなら使うな。わかったな?」

だが、その警告も無意味だと思える一撃がエクストリームガンダムを直撃する。

「くっ!ビームライフルが!!」

次第に窮地に追い詰められるエクストリームガンダムとスフレ。心のどこかで「死にたくない」と願っていたが、意を決したように考えを切り替える。




「逃げたら、ダメだ」




思い出が次々と過ぎる。楽しかった思い出、悲しかった思い出などが。だが、スフレは迷わなかった。

次の瞬間、スフレ中尉はそのボタンを押す。













「さぁ!真の力を見せてみろ!ガンダム!!」

突如として、蒼い光に包まれるガンダムにギルゴアは驚愕する。

「なに!?」

本当の戦いはこれからだと言わんばかりに、ゲルググに一撃を与えたのだ。

ゲルググの頭部のフレームが剥がされてむき出しになり、更には「Iフィールド」さえも必要なしと、翼に攻撃して来たのだ、これはギルゴアも逃げるしかない。

いつしか、追撃戦から決戦に切り替わっていたが、時はすでにUC0080年12月30日になろうとしていた…。

この先に見るのは終わりなき死闘か?それとも終戦か?

時代に似つかわしくない「オーパーツ」同士のMSは意外な方向に向かうのであった…。

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