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2011年12月 7日 (水)

ガンダム ~名もなき兵士のレクイエム~ 絢爛

キョウスケ軍曹の圧倒的な戦闘力はある者を恐怖させ、また、ある者を感嘆させるのだった。

それはまさに「絢爛」というべきかも知れない。とにかく華麗にステップを踊るというか踏むというか、そんな感じで敵の攻撃を避けていくのだった。

最後に残ったドムトローペンはあっさりとやられた部下の動きを見ながら、どう戦うのか考えていた。

(こいつの動きは最早、人間業じゃない…。生半可な攻撃では意味がない。ならば、捨て身で戦うしかないか)

ドムは基本的に近接戦に向いてない。出来ない事はないが、ホバーの特性と利点を犠牲にしてまで接近戦を挑むのは利口とはいえない。ジェットストリームアタックなる技があるが、アレが単体だけの接近戦だったら、ガンダムにあっさりと負けているだろう。欠点をお互いに補完しあう事で、あの技は成り立っているのだ。

意を決したドムトローペンは、破壊された部下の残骸からヒートサーベルを取り出して、ジャイアントバズを捨てる。

Img_1383

「連邦のNTよ、ジオンの意地をみせてやる!」

両手にヒートサーベルを持って、ジムストライカーと向き合う。

その姿に驚いたのはキョウスケ軍曹だけじゃなく、ファルク中尉とレッタ三等准尉も驚いた。

「あ、あいつ…。ジムストライカーに接近戦挑む気なのか?正気の沙汰じゃないだろ」

後方でこの戦いを傍観していた両名が、まさかの選択に唖然としたのだ。

そして、目の前にいたキョウスケ軍曹もまた、気を引き締めて体制を立て直す。

Img_1380

「このMS…。思い切りが良いところを見るとベテランかエースか…。どっちにしても簡単にはいかないな」

本能的に敵の実力を察知したキョウスケは、今までと違う緊張感を感じていた。

どちらも間合いを掴もうと細かく動く。武器のリーチではジムストライカーが有利だが、相手のドムもそれは百も承知。

けん制し合っていたが、埒が明かないと感じたキョウスケが先手を取る。

ジムストライカー得意のブーストダッシュで一気に間合いを詰める。だが、それを待ってたかのようにドムが応戦する。

二刀流に構えたドムは、ツインビームスピアを受け流すと一気にもう片方のヒートサーベルでジムストライカーに斬り付ける。間一髪でそれを盾で受け流すが、ヒートサーベルの斬撃に絶えられずにシールドが両断される。

「しまった!ストライカーシールドが!」

慌て、間合いから離れようと試みるが、それをドムが許す訳もなく、更に間合いを詰めてくる。

Img_1384

「死なば諸共!お前らをダーウィンに行かせはせん!!覚悟!」

その叫びと共にドムは捨て身の特攻を仕掛けてきた。

後ろで見守っていたファルク中尉とレッタ三等准尉が「あっ!」と思った時には既に勝敗が決していた。

ドムのヒートサーベルがジムストライカーの右腕を貫き、更にもう片方のサーベルも左肩を切り裂いていた。対してドムはコクピットごと貫かれ、ジムストライカーにMSごと押し付けるようにジムストライカーを逃がすまいとする執念が見て取れたのだった。

「おい!大丈夫か?キョウスケ?返事しろ!!」

後ろから慌てて駆け寄るファルク中尉らが安否を気遣う。

「だ、大丈夫っすよ…。いてて…。コイツ、無茶するなぁ。マジでビビッた…」

押し付けてきたドムを引き剥がし、コクピットから姿を現したのだった。

「あ~あ、せっかく追い詰めたのに…。これじゃ、追跡できませんね。申し訳ないっす!」

MSを壊してしまった為に追跡を中止する事を謝ったキョウスケ軍曹だが、ファルク中尉はそんな事はどうでも良かった。

「とにかく、目的地はダーウィンだろう。途中で断念しても司令部は文句を言うまい。それに既に他の部隊が追跡してくれているはずだ。何、気にする事はない。撤収するぞ」





3機がパースに戻る頃、時を同じくしてザクと対峙してた1機のMSがあった。



Img_1386

ベッピン・ゲイブレード少尉が単機でザクと闘っていたのだ。機体の性能は明らかにジムコマンドの方が優勢なのに、その機体の性能を生かしきれていない為、逆に追い込まれていたのだ。

「チッ!何でコイツこんなにしぶといんだ!」

コクピットの中でザク相手に手間取る自分に苛立つベッピン少尉。だが、相手は激戦を生き抜いてきたエースだ。簡単にはやられるはずもなかった。

ベッピンが自分よりも不慣れな事を察知した途端、一気に叩こうとミサイルポッドからミサイルを発射すると同時にザクマシンガンでジムコマンドを蜂の巣にする。

見事なまでに全弾被弾した為にジムコマンドは動けなくなってしまった。

「う、動け!動けよ!!俺はまだここで死ねないんだ!!」

必死にコクピットで叫ぶが、ジムコマンドは動かない。もうダメかと思った瞬間、一筋の閃光がザクを貫く。

Img_1387

「大丈夫か、ベッピン!」

何とそこに居たのは周囲のジオンを掃討していたジョニー・イズミ中尉だった。

「ジョニー?お前、03小隊を率いて別の場所に行ってたんじゃ?」

相手の階級が上だというのに、タメ口で応答するベッピン。だが、旧知の仲であるジョニーは気にしない。

「掃討?確かに掃討任務はこなしたが周囲にジオンが居なくてな、暇ついでにぶらついてたらお前のピンチに参上したって寸法だ」

「それはそうと、ジオンの再集結地点がわかったぞ」

自分が闘ってる間にそんな情報がどこから出てきたのかさっぱりだったが、知ってる振りをして誤魔化すベッピン少尉。嘘はいかんぞ、嘘は。

「と、とにかく助かった。礼を言うぜ。俺は一端パースに戻るけど、ジョニーはどうするんだ?」

「俺達はこのままダーウィンに急行するさ。なんせ、ジオンの新型が相当集まってるって話だからな」

「え?ジオンの新型がまだあったのか?」

さすがにザクに手間取ってるようでは新型に勝てるはずもない。その事は本人が痛いほど自覚してる。

「ああ、何でもザクに似た最新のMSも混じってるって話だ。コイツは一筋縄ではいかないね。陸戦型がどこまで通用するか判らないが、連邦のMSがほとんど宇宙に上がってるので増援を見込めない。お前もMSを修理したら、すぐに来いよ」

そう言い残すと、小隊の隊形を立て直してダーウィンに急行するのだった。





























一方、ダーウィンには残存する部隊とMSが続々と集結していた。
「トモ・チュン少佐!我らは宇宙(そら)に上がれるんでしょうか?」

「大丈夫だ、すでにダーウィンにザンジバル「エスピオナージ」が着陸してる。怪我してる奴を優先的に乗せているが、長くは続かないだろう。時期に連邦が嗅ぎ付けてやって来るだろうからな。俺達はその時間稼ぎだ」

Img_1392

トモ・チュン少佐が搭乗するのは真っ赤にペイントされたケンプファーだが、その背後にも重武装しているケンプファーが2機控えていた。更にザクⅡFZと呼ばれるザクの最終ラインで生産された数少ない機体も混じっていた。

そして、スフレ中尉の宿敵となるギルゴア・ボーマン少佐もすでにここに来ていた。あの重力崩壊に遭遇したというのに無傷だったのだ。さすがは新型。いや、ワンオフのMSというべきか。





























その頃、ベッドからハンガーで新型MSの説明を受けていたスフレ中尉はその機体を見て、驚く。

「こ、これが…?私の乗る機体…。ガンダム!?」

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コメント

Fzがフリッツヘルムタイプばっかなのはそういう部隊だからとか?
単機でウロウロしてる会長、これ死亡フラグかと思ったらイズミさんが美味しいところを頂きw

さて、最後にガンダムタイプが出て来たけど、これは前に出たあれ(究極)なのか、それともNT仕様のあれなのか・・・続きを楽しみに待ってますw

ふふふ…。それはまだ内緒なのだよw
だが、ここで先にネタばらししておくかな。最後の最後でジオンにとって「幻」の機体が出て来ますよ。それが何なのか、判ったら本当の意味でNTですな(爆)

幻の機体・・・なんだろな?
MS-19だろうか?

んー・・・ザクの新型がどうのこうの言ってるのもあるし、ザク系の機体?

あかん、わかんねえやw

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